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更新日 : 2025/09/16
ある1社員の休日 欧州編② ドイツ滞在

前回の記事はこちら
イースターのドイツ
今回のドイツ滞在は見事にイースター休暇にぶつかりました。5/1、メーデーをドイツで観光客として過ごすことがとてもきつかった(スーパーも博物館も休み)のでメーデーだけは避けたいと思ったら別の休みに……
ただ、イースター休暇中の土曜日は通常の土曜のため夕方手前くらいまでは店がやっている、博物館の休みがあまりなかったのでなんとか過ごしていました。
フランクフルト

フランクフルトは7年ぶりの滞在だったのでとりあえずトラムに乗ったり街歩きをしていました。どうやらイースターの土曜日には古いトラムの臨時運転があるようで、それも狙ったり。
スーパーを使えなかったのがお財布的に少しダメージでしたが、中央駅近くに宿を取っていたので食事には困りませんでした。
ちょうど滞在期間がほとんど祝日であったため、フランクフルトのトラムで「リンゴ酒列車(Ebbelwei-Expreß)」が走っていました。1回乗車8ユーロ、乗車券とともにフランクフルトの名物であるリンゴ酒が1本ついています。
非冷房なので暑い時期には乗りたくないですが、フランクフルトの動物園やレーマー広場など主要な観光地にも行けたりします。自分は今回ふらっと中央駅から乗車して南駅で下車、ぼちぼち撮影して宿に戻ったりしました。
マインツ

ちょうどユーレイルパスを持っていたのでフランクフルト~シュツットガルトを往復したのですがあまりネタがないので(休日に古いトラムの運行があるが、博物館が休館のため運休。なお車両自体は福井に行けば見れるし乗れる)、フランクフルト近郊の街マインツに行った話でも。
マインツ、ヨーロッパ史や印刷の歴史に詳しい方なら名前を聞いたことがある街だと思います。マインツ大司教が神聖ローマ皇帝を選ぶ七選帝侯の一人、マインツ選帝侯となっていたり、この街から出たグーテンベルクが活版印刷による出版を行ない、後の世に大きく影響を与えたりとところどころ重要な街だったりします。
7年前に一度行ったのですが、この時がメーデーだったのでスーパーだけでなく博物館も休み。教会を見学してライン川沿いでやってたワインフェスティバルで少し飲んだだけでした。今回はグーテンベルク博物館を目当てに行きました。ちなみに今回はマインツの市街地を走るトラムは工事のため運休していました。残念。
グーテンベルク博物館は元々マインツ大聖堂の近くにあったのですが移転していました。グーテンベルク関係の碑を散歩しながら見つけつつ博物館へ。人生で一度見てみたかった「世界を変えた1冊」、『42行聖書』の完本をようやく見ることができました。日本では慶応義塾大学や印刷博物館が所蔵しているのですがこれらは一部分のみ。完本を見るには海外に行かねばならないのです。
その他、グーテンベルク博物館の展示を見て、印刷の歴史をある程度見ることができました。この博物館では『北斎漫画』が展示されていました。こちらは版本(木版)です。
次回はドイツを出国し、セルビアの首都ベオグラードに行った話です。