今年も例年同様、待ちに待ったスキー旅行に出かけました。
私にとっては30年来の恒例行事であり、毎年1回、同じエリアを訪れています。
この旅は季節の楽しみであり、心の拠り所です。
しかし、今年の旅では驚くべきことがありました。

通常、このエリアは雪が降り積もります。
車道は除雪されるのですが、ガードレール部分は除雪されないため、雪に埋もれています。
しかし、今年は全く異なりました。
ガードレールが一切雪に覆われていないのです。
この光景は、まるでいつもの場所に来ているようで来ていないような、そんな錯覚を覚えるほどでした。

また、2月のハイシーズンということもあり、例年であればゲレンデは雪で覆われているはずです。
しかし、今年は違いました。
ハイシーズンにもかかわらず、ゲレンデの土が沢山見えていたのです。
これには正直驚きました。ハイシーズンでのこんな光景は、初めての経験でした。

さらに驚いたことに、このエリアの中で一番標高の高いスキー場の山頂付近で雨が降っていたのです。
通常、標高の低いところで雨が降っても、山頂付近では雪だったのですが、今年は違いました。
これもまた、私にとっては初めての経験でした。

今回、体感できる程の大きな環境の変化が複数起こったため、
気候が変わりつつあることを強く認識することが出来ました。

“2030年 未来への分岐点”といわれているようなことを、
奇しくもスキー旅行で体験するとは思ってもみませんでしたが、
このスキー旅行の経験が、地球温暖化や気候変動といった問題に目を向ける機会になりました。

自然とのふれあいを楽しみながら、小さな環境の変化にも注意を払うことを心がけたいと思う出来事でした。